小学2年生は、よく学校の音楽の授業で、きらきら星をピアニカで弾くので、みんなメロディーを弾くことができます。
それを、リディアンスケールで弾くことで、かなり雰囲気が変わるので、その体験をしました。
リディアンスケールとは、ハ長調のドレミファソラシドの、ファをシャープにしたスケールです。
クラシック音楽のさらに前、教会音楽の時代からあるスケールですが、今では、長調・短調のクラシック音楽の方が一般的なため、リディアンを使うと、むしろ現代的、とか、おしゃれな感じがすることも多いです。
やり方:
私はアメリカの大学で作曲を専攻していたのですが、まだモード(リディアンなどのスケール)の理論を知る前に、自由に作った曲が、リディアンとかドリアンとか、モードのスケールが多くて、先生に指摘されたことがあります。
あと、ペンタトニック(5つの音からなるスケール)も。
メジャー・マイナーより、原始的な音楽。
日本人のDNAに刻まれていたりするのかなぁ、なんて思ったりしました。
作曲の仕事をするようになってからも、リディアンスケールは特に好きで、映画音楽を作る時にも、よく使っています。
明るい・暗いだけではない、ちょっと客観的な心情表現や、情景描写にも役立つスケールです。
日常で耳にすることの多い、ポップソング、子供向けの歌、合唱曲などは、ほぼメジャー(長調)かマイナー(短調)か、と、あまりバラエティに富んでいないので、あえて別のスケールに触れる機会を作ること、おすすめです♪