Lydianスケールを使って、きらきら星演奏

小学2年生は、よく学校の音楽の授業で、きらきら星をピアニカで弾くので、みんなメロディーを弾くことができます。

それを、リディアンスケールで弾くことで、かなり雰囲気が変わるので、その体験をしました。

リディアンスケールとは、ハ長調のドレミファソラシドの、ファをシャープにしたスケールです。

クラシック音楽のさらに前、教会音楽の時代からあるスケールですが、今では、長調・短調のクラシック音楽の方が一般的なため、リディアンを使うと、むしろ現代的、とか、おしゃれな感じがすることも多いです。

やり方:

・ピアノ、グロッケン、ハンドベルなど、音程のある楽器を、一人一つ、割り当てます。

・音程のある楽器だけじゃなくて、パーカッション類(不思議感で行くなら、アタック音が強いものよりは、シャラシャラ、シャカシャカ、チーン、など、音が伸びてダイナミクスに変化をつけられるものがおすすめ)や、スカーフでダンスなどのパートを入れてもおもしろいです。

・きらきら星のメロディーを、ファをシャープにして、みんなで一緒に演奏します。

・途中でソロパート、自由に弾くパートを入れます(ファはシャープのままで)。ずっと弾きっぱなしではなく、お休みを入れることで、お友達の音を聞くことができます。

・最後はみんなで合わせて終わります。

終わり方を決めないで、みんなで終わりそうな空気を読みながら、というのもおもしろいです。

・楽器を入れ替えて繰り返します。

私はアメリカの大学で作曲を専攻していたのですが、まだモード(リディアンなどのスケール)の理論を知る前に、自由に作った曲が、リディアンとかドリアンとか、モードのスケールが多くて、先生に指摘されたことがあります。

あと、ペンタトニック(5つの音からなるスケール)も。

メジャー・マイナーより、原始的な音楽。

日本人のDNAに刻まれていたりするのかなぁ、なんて思ったりしました。

作曲の仕事をするようになってからも、リディアンスケールは特に好きで、映画音楽を作る時にも、よく使っています。


明るい・暗いだけではない、ちょっと客観的な心情表現や、情景描写にも役立つスケールです。


日常で耳にすることの多い、ポップソング、子供向けの歌、合唱曲などは、ほぼメジャー(長調)かマイナー(短調)か、と、あまりバラエティに富んでいないので、あえて別のスケールに触れる機会を作ること、おすすめです♪